南風(ぱいかじ)
読谷村の海沿いに、観光客が殆ど訪れない秘密の砂浜がある。
ざわわざわわのサトウキビ畑の向こう側である。
私の同行者はそこに強制的に連行されるので、ご存知だろう。
沖縄訪問時には必ず立寄るポイントなのである。
1度だけ銛突きの地元の少年達を見かけた事があるが、それ以来地元の住民とも遭遇すらしていない。
道を間違えた観光客が突然現れる事があるが、先客が居ると分かると、大抵の場合長居はしない。
観光目的であれば、その程度の反応の砂浜である。
ビーチに挟まれてはいるが、岩場と茂みに囲まれているのでプライバシーも完全に確保されている。露天風呂付きの広々ワンルーム。採光もバッチリである。
(ハブやウミヘビ等の危険生物が潜んでいる可能性もあるので、茂みや岩場には気をつけた方が良さそうである)
毎回、そこで何をする訳でもなく、ひたすら南風を浴びながらボーっとするのだが、次第に世の中の出来事なんて、どうでも良く思えてくる。
打ち寄せては返す波音が心地良いのだ。BGMは必要無い。
知らない間にPUNKROCKの魂ですら、その海の中に落としてしまった様だが、
そんな事すら、そこに行けば、どうでも良いのだ。
それを「悟り」と言えば聞こえは良いが、もはや廃人である。
王蟲的に言えば、海のイニシエーションとでも言うのだろうか。
嘘だと思うなら体験してみるがいい。
一人旅であれば間違い無くオススメするのだが、
ビッチ連れの旅行であれば行くだけ時間の無駄である。
そんな奴らは、ボートで「キャーキャー」してれば良い。
尚、この一帯は東シナ海に沈む夕陽を独り占めできるメンヘラ向きなスポットでもある。
一人ボッチでセンチメンタルな気分に浸りたい、ボッチ旅の方にもオススメする。
(誰かの私有地である可能性もあるので場所は特定しない)
近くに都屋というの漁港があるのだが、いゆの店という食事処に寄って欲しい。
中国人観光客がドッと押し寄せる観光店なのだが、てんぷらや海鮮丼が美味いのだ。
オススメしながらも内容忘れたのでWEBで確認すると(鮪、ブダイ、白身、タコ(頭含む)、赤えび、海ぶどう、いくらの構成。)
外のテントで食べるから、増し増しで美味く感じるだけなのかも知れないのだが…それも美味しさのスパイスという事で。
周辺のスポットはリンク参照
http://www.gala-aoiumi.com
http://www.yomitan-kankou.jp/detail.jsp?id=74756&menuid=11949&funcid=3
そして、、、
そんな私の充電スタンドでもある読谷村の海岸は、大平洋戦争末期の沖縄戦でアメリカ軍が最初に上陸した地である。
当時はアメリカ艦隊が海面を真っ黒にする程埋め尽くしていたという。
その場所から、当時の状況を想像するだけで恐怖を感じる。
あくまで個人的な考えだが、慰霊目的でも無いのに観光で戦跡を訪れる必要は無いと思う。
沖縄県民の4人に1人、両軍合わせて20万人が戦死しているのだ。
その足元でどんな戦いが行われていたのかを、
沖縄滞在中に、ただの1分だけ想像してみれば良いのだ。
でわ、また
平光輝好
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- リサイクルショップヒライヤの代表平井です。
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