こんにちは。岐阜市買取専門のリサイクルショップ、ヒライヤのヒライサトシです。
毎日、仕事を終えて家に帰ると、赤ちゃんが中心の生活になります。
僕の住んでるアパートは狭いので、消灯の時間が来るとほかの部屋でテレビを見たりなんてできません。
奥さんが小春ちゃんを寝かしつける抱っこを始める夜の9時。テレビや音楽はすべてきって、部屋の明かりを落とします。
そこから静かな夜が始まります。
赤ちゃんがいない頃には想像もつきませんでしたが、とても早い時間にこうやって一日が終わります。
それから自分が寝るまでの2,3時間。とても静かな良い時間が我が家には流れます。
そこからの時間は、家族3人とても静かな部屋で、間接照明の中で過ごします。
ぼくは、こうやってブログを書いたり、勉強したり、本を読んだりして過ごし、
奥さんは、小春ちゃんを抱っこしながら、料理の本を読んだり、生活に関するブログを携帯で見たりして過ごします。
喋るのも小声。
それぞれが思い思いに過ごす時間になります。
突然ですが、僕は若い頃から音楽をずっとやっていましたが、もう一度小さい頃からやり直せるなら、小説家か、映画監督になりたいなと思っています。
僕の脳みそは、バリバリの理系なので、文才などはまるで無いのですが、本を読む度、映画を見る度、その作品が良ければ良いほどそれを書いてる著者に嫉妬します。
それは無いものねだりかもしれません。
僕はしかも、いわゆる本を異常に好きな人種でもありませんから、この夢は大げさかもしれませんが、
自分がやってきた音楽よりも、より具体的に、より鮮明に物語を描く、小説や映画に僕は特別に憧れています。
そんな憧れの小説の世界の中で、僕が最も好きな本を、今日は簡単にですが、紹介しようかと思います。
僕ら世代の皆さんは知っているかと思いますが、僕の人生のマイベストブックは石田衣良の小説シリーズ。
『池袋ウエストゲートパーク』通称『I.W.G.P.』です。
石田衣良デビュー作にして最高傑作だと思っています。
石田衣良さん。テレビとかに出てるので見たことありますよね。
テレビドラマにもなって、ヒットしたので皆さん知ってますよね。TOKIOの永瀬君とか窪塚洋介とかが出てたやつです。
ドラマはみんな知ってるんですが、これ、実はドラマが原作じゃないんですよ。
今でもずっと連載が続いている長編小説の連載なんです。
ドラマ化されたのは初期の1.2巻から。しかもテレビ用に過激な部分はすべてカットされ、甘口になっています。全然原作と違うんです。
池袋ウエストゲートパークは現在11巻まであり、外伝などを入れると13冊。大作なんです。
全て1冊の中には4話の話があり、それぞれの話が春夏秋冬の四季に沿った話で一冊になっていて、1年を描いています。
物語の中で時代や季節が進み、その時代の本当の日本にリンクした旬な話題が、常に物語のテーマになっています。皆様に想像してもらえる様に、池袋ウエストゲートパークで描かれたキーワードをざっと上げると
ギャング。オタク。ギャル。援助交際。ストーカー。ケンカ。オヤジ。売春。風俗。ホームレス。レイブ。ドラッグ。シングルマザー。外国人。フリーター。酒。ヤクザ。ラーメン。マフィア。自殺。いじめ。派遣。殺人。貧困。
こんな感じかな。
つまり、僕らの聞きなれた現代の闇が、主にテーマなんです。
これだけでとても面白そうじゃないですか。
テレビドラマも人気がありましたが、原作は半端じゃない位、超面白いですよ。
池袋の不良が、時代のアンダーグラウンドを自分なりの正義を貫き生きる様を描いています。
ゆうならば漫画っぽいシンプルな世界観ではあるんですが、
世の中の人気漫画なんか比べ物にならない位、エグくて鋭くてリアルで、緊張感があります。
描写がシャープすぎて美しく、主人公のマコトとその周りのキャラがカッコよすぎてシビれます。
僕は二十歳からこのウエストゲートパークを読んでますが、正直、僕の人格形成の大部分はこの作品に影響を受けています。それぐらい僕のバイブルなんです。
自分の中で、日々に疲れて正義が弱ってきた時に、必ずこの作品を読むようにしています。僕の原点です。
違法でも正しいことはある。
合法でも許せないことはある。
法律や世論で正しい事は決まるのではなく、僕らの中にある正義が正しい事を決める法律なのだ。
僕のこの考え方は、この物語に教えられた事が多いかな。
あまり本を読まれない方にはこの池袋ウエストゲートパークは小説入門としてもかなりおススメです。
凄く良い意味でマンガみたいですし、現代語で書かれてるから簡単です。
よろしければ是非読んでみてください。生ぬるく生きてちゃだめだと痛感し、気が引き締まります。
電子書籍では、こうやってまとめてだいぶ安く買えます。
とてもおすすめ。僕は小説も電子書籍でも両方買っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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この記事を書いた人

- リサイクルショップヒライヤの代表平井です。
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