こんにちは!岐阜の琴塚、買取専門のリサイクルショップ、ヒライヤの代表ヒライサトシです。岐阜にも大寒波が来ています。めちゃくちゃ寒いですね。
今日は朝から辺りは真っ白。雪掻きから仕事が始まりました。ヒライヤの前の国道、おがせ街道は朝から大渋滞でした。
今日は、震えるくらい感動した映画の話。
奥さんが、「観たい映画があるんやけど、行こな。赤ちゃんを産む前にこの映画見ときたいんやて。」
僕「そうなんや。なら今日行こか。」
公開されたのは昨年なのですが、内容が素晴らしいためジワジワと人気が出ておりテレビで紹介されていたのを見たそうです。
「思い立ったが吉日、即行動」が僕の今年のテーマなので、昨日の夜にその映画を観に行ってきました。
「湯を沸かすほどの熱い愛」は、少しマニアックな邦画なのか、岐阜で上映されているのは、柳ヶ瀬の寂びれたアーケード商店街の中にある小さな映画館CINEXだけでした。
岐阜の街は昨晩から、めちゃくちゃ雪が降っていて、車が通る道路にも雪が積もり始めていて、みんな帰宅を急ぎ、人通りも少なく、柳ヶ瀬の商店街がいつも以上に寂しくなっていました。
静まり返ったアーケードの中にも隙間から吹雪が吹き込んでいて、コインパーキングから映画館に向かう間も寒い寒い。
出産予定日まであと2週間の奥さんはお腹もパンパンで風船のようで。足がむくんでゾウのようになっていて、クロックスしか履けません。
アーケードの中にも雪が入り込んでいて、滑って転けないように手を繋いで映画館へ向かいました。
柳ヶ瀬の高島屋の裏に位置するCINEXは、見た目からして寂れていて、1Fの受付にはスタッフもいません。そのまま、5Fにお越し下さいの看板があり、エレベーターで、5Fへ。
古くからやってる、学校の様な建物。もはやちょっと怖い。
5Fへ着くと、店員のおじさんが1人。ロビーにお客さんが1人。
大きな映画館の様な、液晶パネルや、キラキラしたフード売り場などなく、飲み物の缶ジュースが業務用冷蔵庫で売られ、スナック菓子が申し訳程度に置いてある感じ。
入場券を買い、ロビーの合皮の丸ソファーに座って、周りをキョロキョロ。至る所に昭和テイストが残り、面白い。
ここはなんなんだってくらい静まり返っていて、かすかに上映中の映画の切ないエンディング曲が防音扉から漏れてきます。
「映画の様な映画館」
上映までの10分間、非現実的な空間で僕の心は、完全に現実から切り替わりました。
普通の大きな映画館とは全然違う。
前の映画が終わったみたいで、店員さんが、重い扉を開ける。出てくるお客さんはゼロ。
小さい声で、「ご入場どうぞ。」
全席自由なので、特等席に座ります。
すぐにスクリーンで超ローカルな岐阜の企業のCMが流れます。
CMもかなり少なく、すぐに本編。
「湯を沸かすほどの熱い愛」がはじまりました。
2時間。
内容は一切書きませんが、最高に最高でした。
僕の今まで観た映画の中で、3本の指には入りました。僕の哲学とぴったりでした。
みなさん是非観て下さい。短期上映なので、2週間しかありません。
岐阜の皆さんはできたら、岐阜柳ヶ瀬のCINEXで観て下さい。
今週末に「湯を沸かすほどの熱い愛」の監督さん「中野量太」さんのトークショーもこのCINEXで開催されるみたいです。
この映画は監督の頭の中にずっとあった話みたいです。
こんな哲学を持っている人を見てみたいので、会いに行こうと思っています。
僕がずっとやってきた音楽も、表にはでていないアンダーグラウンドに、最高な音楽はいっぱいありました。映画もきっとそうなんですよね。
「シンゴジラ」「君の名は」がめちゃくちゃ流行った年に、こんなにもいい映画があったんですね。
僕は映画にあまり詳しくないのですが、おそらくいつも、いつの時代も、そうゆうものなんでしょうね。
岐阜の寂びれた柳ヶ瀬。雪の吹き込むアーケード。潰れそうな映画館。お客さんの少ない映画。
僕がこのヒライヤでやっている事も、きっとそうゆう事に属するのだと思っています。
大手のリサイクルショップ。大手の買取専門業者。大手の車屋。
ヒライヤはそういったものとは違うからこそ、やれる事と、やらなきゃいけない事があります。
最高の物には最高の賛辞を。ダメな物にはダメと。
それは大衆に流されるのではなく自分の判断でやりたいと。やはり思いました。
ネタバレはしたくないので、
「湯を沸かすほどの熱い愛」の内容とは全く関係のない話を書きましたが、最後に1つだけ。
僕は、愛は必ず人を変えると思っています。
できたら、恋人と、夫婦と、家族とこの映画を観て下さい。自分がやらなきゃいけない事がはっきりすると思います。
最後まで読んで下さり有難うございました。
ヒライヤは土日祝関係なく、店頭、電話受付を年中無休で受け付けております。
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この記事を書いた人

- リサイクルショップヒライヤの代表平井です。
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